東景寺 (京都市東山区)
Tokei-ji Temple
東景寺
東景寺 
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サルスベリ
  八坂神社の南に位置している東景寺(とうけいじ)は、秋葉堂とも称される。山号を秋葉山(あきばさん)という。 
 曹洞宗、本尊は秋葉三尺坊大権現(あきば さんじゃく だいごんげん)を安置する。
 火防の威力が強いとされ、火難、火の用心、盗難除け、家内安全の信仰が篤い。
◆歴史年表 創建、変遷の詳細は不明。
 江戸時代、1784年、天明年間(1781-1789)とも、当初は洛東上岡崎村に創建されたという。祖を遠州・秋葉寺(しゅうようじ)としたという。
 1860年、現地に移された。
 幕末、荒廃する。地元町衆の請により、寺町頭・天寧寺15世・梵城泰仙(ぼんじょう たいせん)大和尚を再興開山として復興した。
◆梵城泰仙 江戸時代後期の曹洞宗の僧・梵城泰仙(ぼんじょう たいせん、生没年不詳)。詳細不明。天寧寺15世。幕末、東景寺を中興する。
◆秋葉三尺坊大権現 本尊は、火災消滅の霊験ある秋葉三尺坊大権現を安置する。1300年前に信州に出現し、神通力により観音大士の化身とされる。
 神仏習合した秋葉信仰は、秋葉三尺坊大権現、秋葉権現、三尺坊が関連している。
 秋葉権現とは、秋葉山(静岡県)を神山・霊山と仰ぐ山岳信仰であり、修験道霊場として発展した。さらに、三尺坊の信仰、本尊・聖観音の信仰が混淆した。
 仏教の秋葉三尺坊大権現とは、観音菩薩を本地仏とし、白狐に乗っている。剣と羂索を持ち烏天狗の姿をとり、75の眷属を従えた。三尺坊は信州に生まれる。母は観音を篤く信仰した。三尺坊は出家後、越後蔵王堂十二坊中の第一「三尺坊」の主となる。不動三昧の修行をし、満座の暁に烏形両翼の霊相が現れた。飛行自在の神通力を得て、白狐に乗り秋葉山の地に止まったという。
 新義真言宗の秋葉寺(静岡県浜松市)は、奈良時代、718年に行基が開いたという。大登山霊雲院と称した。江戸時代に曹洞宗に転じる。神仏習合であり、禰宜、僧侶(曹洞宗)、修験(当山派)が奉仕し、別当には僧侶が就いた。
 東景寺の境内には、鎮守神の火防稲荷神である鷹義大明神が、秋葉三尺坊大権現・秋葉山大権現とともに祀られている。同一祭地であるため、非常に火防の威力が強いとされている。中村楼、木屋町松屋の信仰も篤い。
 境内には、延命地蔵尊、大黒天、宝白玉辨財天も祀られている。
◆花木 門脇にサルスベリが花をつける。境内にツバキがある。

 
*現在は境内撮影禁止。
*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献 『京都市の地名』『稲荷信仰と宗教民俗』、京都市の説明板


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サルスベリ

手水舎

本殿

延命地蔵尊(右)、大黒天

宝白玉辨財天

宝白玉辨財天

鷹義大明神
map  東景寺 〒605-0074 京都市東山区祇園町南側500  075-561-5365
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