明寿院(伏見庚申堂) (京都市伏見区)
Myoju-in Temple
明寿院(伏見庚申堂) 明寿院(伏見庚申堂) 
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「東山天皇御願所 伏見庚申堂」



 明寿院(みょうじゅいん、明壽院)は、伏見庚申堂(ふしみ  こうしんどう)とも呼ばれている。山号は光圓山(こうえんざん)という。  
 真言宗醍醐派、本尊は大青面金剛(だいしょうめんこんごう、庚申さん)を安置する。
 本尊は婦人病、下の病、夫婦和合の信仰集める。
◆歴史年表 江戸時代、1638年、開山されたという。当初は、境内東に隣接する住吉児童公園一帯を含めていた。大本堂、諸堂が建ち並んでいたという。
 1698年、第113代・東山天皇の御願所になる。
 近代、明治期(1868-1912)中期、本堂など破却される。境内も縮小された。
◆仏像・木像 本堂に本尊の庚申尊(こうしんそん、大青面金剛)が安置されている。秘仏であり、厨子内に納められている。60年に一度、庚申(かのえさる)の年にのみに開帳される。伝屍病鬼とも呼ばれた。伝死鬼(結核性・伝染性の病気)の難を除き、三尸の虫(さんしのむし、人の体内に棲む3匹の虫)を退治するとされる。一切の病魔悪鬼を除き、一切の願いを成就させる修法がなされてきた。当寺では、毎日「如法青面金剛法」が修法されている。御前立がある。
 眷属として4体の四大夜叉、2体の二大童子、三猿(見ざる、言わざる、聞かざる)、脇待、鎌倉時代作の不動明王、弘法大師、東山天皇天牌を祀る。
◆建築 現在の本堂は、かつての護摩堂が移築されている。
◆庚申 「庚申」とは、「十干(じっかん)」、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)、「十二支(じゅうにし)」、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の組み合わせによる。組み合わせは60通りあり、60日に一度めぐる。
 「庚申」の日の夜、人々は寝ずに一夜を明かす「庚申待ち」を行う。人の腹中には「三尸(さんし)の虫」が棲むという。庚申の日の夜、人々が寝静まると、虫は人の体から這い出すという。虫は、人が犯した悪事を天帝に告げ、それによって人の寿命が決まるとされた。
 このため、人々は虫が抜け出さないように寝ずに過ごした。庚申待ちにより、三尸の虫を除き、息災延命、心身清浄を祈願した。
◆くくり猿 「くくり猿」とは、猿が手足を括られ動けない姿を表している。
 猿は、人の心中にある欲望をたとえている。欲望は、あたかも猿が走り回るように心中で動きまわる。努力を怠ろうとし、悪行を行う。願いを叶えようと努力すると妨げようとする。
 これらの欲望を括り、庚申により制御してもらう。くくり猿の体内には、本尊・大青面金剛の御札が納められ、開眼の秘法により魂が込められている。
◆鎮守社
 鎮守神として清滝大権現が祀られている。
◆年間行事 こんにゃく封じ大祈願会(万病平癒、関節痛、腰痛封じのこんにゃく祈祷を厳修する。)(1月7日)、星祭(立春開運厄除祈祷、柴燈大護摩、火渡り修行。)(2月11日)、春季彼岸会中日法要(春分の日)、精霊迎鐘(お盆)、施餓鬼供養会(8月16日)、秋季彼岸会中日法要(秋分の日)、女人守護祈願会(女人幸福、女人守護の祈祷会を厳修する。)(10月第3日曜日)、東山天皇忌・納骨堂総廻向(12月17日)、除夜の鐘(12月31日)。 
 先祖・水子供養、庚申護摩(毎月7日)、祈祷会(庚申の日)。


*年間行事は中止・日時・内容変更の場合があります。
*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献 当寺サイト、駒札、『京都市の地名』



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map  明寿院(伏見庚申堂) 〒612-8322 京都市伏見区桝屋町614   075-611-8323 
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