靖國寺 (宇治市)
Yasukuni-dera Temple

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山門

山門、山号扁額



山門、山号寺号板


山門


山門、金剛力士像、阿形
 宇治川の天ヶ瀬ダムの下流、南へ山道を上がると靖國寺(やすくにでら)がある。
 当寺は、靖国神社(東京都)に対して、全国の戦没英霊を仏式に合祀する唯一の寺院になる。創建以来、各地の戦没者遺骨、無縁英霊を奉安置している。山号は鳳翔山(ほうしょうざん)という。
 曹洞宗。 
 釈迦三十二禅刹の第7番、禅語は「佛無上尊」。
◆歴史年表 近代、1929年、建立者・中井祖門師(3世開創)が、当時の首相・田中義一の賛同を得て発願した。当初は山崎天王山に建立地を定める。ただ、水利困難なため、その後、各所(16地点)に境内地を求めた。
 1934年、宇治町の現在地に靖國寺として創建された。開山は永平寺71世貫首(曹洞宗管長)・高階瓏仙禅師を迎え、永平寺の直末寺院になる。
 1935年、18万坪(59万5000㎡)の境内地を得て、寺務所を建てる。
 1936年、奉安殿を建て、第112代・明治天皇をはじめ歴代天皇を祀る。
 1938年-1940年、大本営の命により、中国各地、蒙古、満州、朝鮮、台湾、樺太、北海道の日中戦争戦跡より、土・分骨を日本へ招来する。
 1941年より、全国の浄財により本堂の建立が始まる。
 1942年、篤志家の材木寄進により、本堂の上棟式が催される。
 1943年、入佛式を修行した。
 現代、1946年、8間4面の本堂が竣工した。
 1949年、勤皇山靖國寺として落慶になる。
 1951年、靖国神社より、240万余の戦没英霊分霊を迎え祀る。梵鐘が鋳造された。
 1988年、山号を鳳翔山と改めた。
◆仏像 不動堂不動堂(十二支天堂)には、中央に「一願成就不動明王尊」を安置する。念じると願いを一つに限り叶えるとされる。
 明王尊の両脇に、干支の守仏・十二支天像刺繍画を安置する。子年守本尊・毘沙門天(宮毘羅神将)、丑年守本尊・日天(伐折羅神将)、寅年守本尊・伊舎那天(迷企羅神将)、卯年守本尊・帝釈天(安底羅神将)、辰年守本尊・日天(あに羅神将)、巳年守本尊・火天(珊底羅神将)、午年守本尊・しょう(糸+召)摩天(因陀羅神将)、未年守本尊・地天(波夷羅神将)、申年守本尊・羅刹天(摩虎羅神将)、酉年守本尊・水天(真陀羅神将)、戌年守本尊・梵天(招杜羅神将)、亥年守本尊・風天(毘羯羅神将)になる。
◆建築 「本堂」は、1941年に起工され、1945年に落慶された。戦時中の資材統制下で信者による材木寄進を受け、開創住職の全国托鉢浄財で建立される。間口8間、奥行7間。瓦葺、檜造。
 「開山堂」は、1937年に奉安殿として建立された。1968年、現在地に移転し改築される。歴代住職の尊像、位牌が奉られている。間口2間半、奥行3間半、木造平屋建。
 「山門」は、1988年に落慶された。両脇には仁王像を安置する。山号額は大本山永平寺・78世貫首・宮﨑奕保禅師の書による。二層式。
 「不動堂不動堂(十二支天堂)」は、1961年に建立された。中央に「一願成就不動明王尊」を安置する。間口3間半、奥行5間、半円型平屋建。
 「鐘楼堂」は、1953年に移転改築された。宇治川先陣の佐々木高綱の京孫某・伏見奉行所代官が、伏見城落城の際の戦没者を供養するために、桃山城の遺材により桃山御殿跡(桃山宇治見山)に建立した。その後、桃山御御陵造営に伴い、浄土宗・龍雲寺(善光寺)に移築された。後に龍雲寺より移築された。間口2間、四方総欅造。
 「佛舎利塔」は、一階に永代供養堂を備える。16点の天井絵が描かれ、内陣中央に佛舎利を祀る。多宝塔様式、重層式、六角形木造。
◆文化財 梵鐘は、1951年に鋳造された。梵鐘上の独特の天蓋は、井上金属工業の井上昌二の製作による。
◆年間行事 大般若祈祷会(1月上旬)、春期彼岸会・護持会総会(3月21日)、盂蘭盆大施食会(7月13日)、棚経(8月1-15日)、開創先住忌(8月5日)、秋季彼岸会(秋分の日)(9月23日)、水子供養法要(11月中旬)。
 随時、戦没者慰霊法要を行っている。


*年間行事は中止・日時・内容変更の場合があります。
*参考文献 当寺由来、当寺サイト


  関連・周辺      周辺      関連龍雲寺(桃山善光寺)         

山門、金剛力士像、吽形

本堂、現在修復中

開山堂

七重石塔

不動堂不動堂(十二支天堂)

佛舎利塔、飛翔殿

佛舎利塔、飛翔殿

鐘楼

鐘楼、梵鐘

鐘楼、天蓋

水子地蔵尊

水子地蔵尊

第15師団通信隊戦没者之碑

地蔵尊

【参照】境内近くの宇治川、奥に天ヶ瀬ダム
map  靖國寺 〒611-0021 宇治市宇治金井戸7-14  0774-21-3023  
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