不動院(地蔵谷不動院) (京都市左京区北白川)
Fudo-in Temple
不動院(地蔵谷不動院)  不動院(地蔵谷不動院)
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 山中越(京都府道・滋賀県道30号下鴨大津線)沿いに不動院(ふどういん)はある。地蔵谷不動院、北白川不動院とも呼ばれている。山号は北白川山という。 
 東山三十六峰の北端に位置し、古くより京都御所の鬼門除け、山中越を往来する旅人の安全を守護してきた。境内にラジウム泉の不動温泉を併設している。
 真言宗醍醐寺派。本尊は不動尊。
◆歴史年表 江戸時代、1792年、沙門宗鏡法師が、旅人の安全を祈願し不動像を刻んだことが始まりという。
 現代、1954年、現在地に建て替えられた。不動温泉(天然ラジウム泉)が開かれる。
◆不動尊 江戸時代、参勤交代の峠越えにより、多くの崖崩れが起こり、数多くの犠牲者出た。1792年、沙門宗鏡法師は、旅人の安全を祈願し不動像を刻んだ。このため、不動尊は、「身代わり不動」と呼ばれている。
◆不動温泉 1954年、境内工事に伴い、花崗岩より湧出する鉱泉が発見された。当時の住職が専門家に依頼して水質調査し、ラジウム泉と判明する。その後、水で傷を洗い清めると治りが早いことから「おたすけ水」と呼ばれるようになる。
 北白川一帯には花崗岩(含褐簾石黒雲母花崗岩)が分布している。酸化トリウムを1.0~2.0%含んでいる。これら花崗岩の風化したものが白川砂(石英、長石)になる。
 ラジウム温泉とは、岩盤に水に溶け込んだラジウムが壊変し、気体してラドンになる。壊変とは、原子核が不安定な状態から、放射線を出し別の原子核・安定な状態の原子核に変わっていく現象をいう。ラドンは、人体の肺、血液、細胞へ運ばれ、壊変時にアルファ線を出す。この時、周囲の細胞にイオン化作用をもたらし、治療効果が生まれるとされる。泉質は、単純放射能冷鉱泉であり、含有量28.83マッヘ(M.E.)になる。
 境内に併設している不動温泉は、ラジウム泉であり、源泉を持ち山の岩肌から湧いている。天然ラジウム鉱泉湧出元関西第一位といわれ、軟水で飲用もできる。10:00-7:00、定休日は毎週木曜日。
 効能は、リューマチ、胃腸の疾患、関節痛、脊椎痛、更年期障害、創傷、神経痛、自律神経失調症、ノイローゼ、喘息、慢性気管支炎、皮膚疾患、がん疾、不妊症、腎臓病、肝臓病、心臓疾患、動脈硬化症、肩こり、痔、うちみ、くじき、しもやけ、歯周炎、飲用と併用して糖尿病、胃腸カタル、痛風などになる。 
◆年間行事 初祈祷(1月1日)、不動明王護摩供(1月第2日曜日・28日)、星祭り・開運厄除護摩供(2月14日)、不動明王護摩供(2月28日)、彼岸供養会(3月21日)、不動明王護摩供(3月第2日曜日・28日)、不動明王護摩供(4月第2日曜日・28日)、春季柴燈大護摩供大祭(御詠歌、御法楽、柴燈大護摩供・火生三味火渡り)(5月8日)、不動明王護摩供(5月28日)、不動明王護摩供(6月第2日曜日・28日)、大峯山入峰参拝(7月3日・4日)、不動明王護摩供(7月第2日曜日・28日)、施餓鬼供養会(8月21日)、不動明王護摩供(8月第2日曜日・28日)、彼岸供養会(9月25日)、不動明王護摩供(9月第2日曜日・28日)、不動明王護摩供(10月第2日曜日・28日)、秋季柴燈大護摩供大祭(御詠歌、御法楽、柴燈大護摩供・火生三味火渡り)(11月13日)、不動明王護摩供(11月28日)、不動明王護摩供(12月第2日曜日・28日)。


*年間行事(拝観)などは、中止・日時・内容変更の場合があります。
*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献 当院、当温泉サイト、『琵琶湖・淀川 里の川をめぐる 白川』


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手水舎

手水舎

磨崖仏の線刻、不動明王

不動温泉

不動温泉

境内向かいの山

境内前の山中越
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map 不動院 〒606-8294 京都市左京区北白川地蔵谷町1-244  075-781-8408 
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