摂取院 (京都市左京区大原)
Sesshu-in Temple

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「蛇道心寺 摂取院」の石標


山門
 大原大長瀬町(おおながせちょう)の摂取院(せっしゅいん)は、細い谷川沿いの坂上にある。蛇寺(へびでら)、蛇道心寺(じゃどうしんじ)ともいう。尼寺であり、山号は龍(竜)女山という。
 浄土宗鎮西派、本尊は阿弥陀如来。
 女性に祟られる者が参詣すると厄を免れるという。
◆歴史年表 平安時代、991年、浄住が創建する。
 安土・桃山時代、1574年、近誉幽道が中興した。
◆仏像 本尊の「阿弥陀如来」は、聖徳太子(しょうとくたいし、厩戸皇子、574-622)の作ともいう。
◆蛇寺 開山の開基の浄住法師にまつわる伝承がある。
 浄住が在家の頃、色欲を好み妻の妹と密通したという。妻は嫉妬するものの制する力なく、終に苦しみ悶死した。その怨霊が小蛇と化し浄住の首にまといつく。蛇を取しても殺しても、寝ている間に再び現われて元に戻った。
 浄住は罪業の深さを悟り、悔いて出家する。この地に草庵を結び、亡妻の冥福を祈った。だが、蛇は容易に去らなかった。晩年になり、蛇が首を脱して成仏する夢を見た。念仏を怠らなかったところ、往生極楽を遂げたという。
 以来、村人は浄住を蛇道心、寺を蛇道心寺、蛇寺と呼んだという。その後、女性に祟られた男性が当寺に参詣すると、厄を免れるとの信仰が生まれた。(『山州名跡志』『拾遺都名所図会』)


*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献 『昭和京都名所図会 4 洛西『京都大事典』、サイト「大原地域案内」 


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本堂
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map  摂取院 〒601-1243 京都市左京区大原大長瀬町369   
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