京都えびす(恵美須)神社 (京都市東山区)
Kyoto Ebisu-jinja Shrine
京都えびす神社 京都えびす神社 
 Home  Home







冠木門


冠木門の背後


冠木門


西門


西門
 京都えびす神社(きょうと えびす じんじゃ)は、恵美須神社、京都ゑびす神社とも称される。「えべっさん」の名で親しまれている。航海、旅行の安全にご利益があるとして、「旅えびす」とも呼ばれている。西宮神社、大阪今宮神社とともに「日本三大えびす」のひとつに数えられている。 
 祭神は、八代言代主大神(やえことしろぬしのおおかみ)、大國主大神(おおくにぬしのおおかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)。
 都七福神まいりの一つ、えびす神。
 商売繁盛、平和祈願、家内安全、旅行安全、航海安全、交通安全、豊漁、家出人探し(足とめ天神)などの信仰がある。御朱印が授けられる。
◆歴史年表 鎌倉時代、1202年、栄西による建仁寺建立の際に、境内に鎮守社として創祀された。
 室町時代、1467年、戦火により建仁寺が焼失、再建された際に、当社は現在地に移転したという。
◆えびす 建仁寺を建立した栄西は、宋に留学した。帰国途上の船中で、大風により船が沈没しそうになる。その時、高波の底にえびす神が現れたという。栄西がえびす神を船に祀ると嵐はおさまる。以来、えびす神は建仁寺境内に鎮守社として祀られたという。
 えびす(戎、恵比須)は、イザナギノミコトとイザナミノミコトの最初の子・ヒルコノミコトをいう。3歳になっても、立つことも声を出すこともできなかったため、葦舟に乗せられ海に流されたという。中世以降、えびす神信仰が生まれ、唯一日本生まれの神として七福神に加えられる。左手に鯛、右手に釣竿を持つ。漁業を好み、産物を米穀と交換したことから、海上、漁業、商業、商売繁盛の守護神になった。
 「十日えびす」の信仰はかつて今宮神社より、江戸時代中期に京都にも伝えられたともいう。えびす神は1月10日寅の刻生まれといい、それにあやかり十日えびすの信仰が始まった。福笹は、「商売繁昌、笹もってこい」の掛け声の通りに、家運隆昌、商売繁盛の象徴になっている。えびす神と笹を結びつけたのは、当社の18代神主の創意によるという。笹は目出たい縁起物、松竹梅の竹の葉になる。笹は、節目正しく真直に伸び、折れずに常に青々と繁り、葉が落ちない。さらに、葉の形は小判の形をしているため縁起を担がれた。
 笹とえびす神の形も、当社独自の「御札」より広まったものという。30代宮司により、「のこり福」も考案された。これらの風習は、社前の露天商が全国に普及させたという。「二十日えびす」もまた、京都の祭礼であり、これを京商人の渡り商いにより全国に普及させたという。なお、近代、明治期以降、冠者殿社の「誓文払い」と当社の大祭の日の「えびす講大売り出し」が結びついたという。
◆末社 末社は四社ある。
 岩本社(岩本稲荷明神社、岩本稲荷大明神)は、かつて六波羅蜜寺の東、阿仏屋敷に祀られていた屋敷稲荷神になる。鎌倉時代の女性歌人・阿仏尼(1222?-1283)が住んだ。阿仏尼作という平安時代の歌人・在原業平(825-880)像が伝えられている。
 小松天満宮は、足止め天神とも呼ばれている。祭神は菅原道真になる。天拝山荒行中であり、恐ろしい表情をしている。供物は精進物に限定されている。狛犬の足に、名前と生年月日を書いて括りつけ、毎日お参りを続けると、家出人が帰るという。無実の人の罪が晴れるという。縁固めの信仰もあり、芸舞妓の参拝もある。
◆都七福神まいり 室町時代以来の七福神の民間信仰は、京都が発祥地といわれている。当社も「都七福神めぐり」の一つとして知られている。
 室町時代、京都では民間信仰として七福神信仰が始まったとされ、都七福神は最も古い歴史がある。恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、寿老人、福禄寿の七神の信仰があり、その後、各地に広まったという。
 現在の都七福神は、京都恵比須神社の恵比須神、松ヶ崎大黒天妙圓寺の大黒天、六波羅蜜寺の弁財天、東寺の毘沙門天、萬福寺の布袋尊、赤山禅院の福禄寿、革堂(行願寺)の寿老人になる。福がもたらされるという正月の参詣と毎月7日の縁日がある。
◆年間行事 十日えびす祭典(初えびす)(えびす大神が海から訪れた日を祝う。)(1月8日-12日)。8日、招福祭(宝恵かご社参、湯立て神楽神事、餅つき神事)。9日、宵ゑびす祭(招福まぐろ奉納、宝恵かご社参、祭典執行)。10日、十日ゑびす大祭(初ゑびす)(福笹の授与、祭典執行)。11日、残り福祭(福笹と福餅の授与・祭典執行)。12日、撤福祭(祭典執行)。節分祭(2月節分)、夏越大祭(6月30日)、二十日えびす祭典(えびす講)(海に帰る日を祝う。5月第3日曜日に例大祭・神幸祭。)(10月19日-20日)、火焚祭(11月16日)。
 都七福神めぐりの縁日(毎月7日)。


*年間行事(拝観)などは、中止・日時・内容変更の場合があります。
*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献 『京都・山城寺院神社大事典』『京都の寺社505を歩く 上』『京都御朱印を求めて歩く札所めぐりガイド』『京都ご利益徹底ガイド』『京の福神めぐり』『京都の隠れた御朱印ブック』


   建仁寺            松ヶ崎大黒天妙圓寺      六波羅蜜寺      東寺      萬福寺      赤山禅院      革堂(行願寺)       関連在原業平父母塔           

西門


鳥居に掲げられているえびすの顔(尊顔)は、1982年に奉納された。熊手に網の籠(福箕)が付けられており、下からお賽銭が投げ上げられている。お賽銭が入ると祈願成就するともいう。



えべっさんは、高齢で耳が不自由とされ、正面で一度参拝後、この本殿南の板を手で叩いて、再度お願い事をする。

天満宮

天満宮

天満宮

天満宮

天満宮

天満宮

天満宮

白太夫社

岩本稲荷明神社

北野天満宮遥拝所

北野天満宮遥拝所

北野天満宮遥拝所

猿田彦神社

八幡神社

財布塚京都の実業家・吉村孫三郎(-1989)揮毫

名刺塚、1978年に創建。実業家・松下幸之助(1894-1989)揮毫による。名刺祭(9月27日)

「十日ゑびす」
 京都えびす神社 〒605-0811 京都市東山区小松町125,大和大路通四条下る四丁目   075-525-0005    8:30-17:00
   Home      Home  

 © 2006- Kyotofukoh,京都風光