木津川流れ橋(上津屋橋) (久御山町-八幡市)
Kizugawa-nagarebashi Bridge

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河川増水時の橋桁流出の様子、案内板より
 木津川(きづがわ)に架かる流れ橋は、正式には上津屋橋(こうづやばし)という。木津川流れ橋、八幡(やわた)流れ橋などとも呼ばれる。
 久御山町と八幡市を結ぶ木橋であり、増水時には橋脚だけを残して橋桁が流れる。映画などの撮影地として知られている。 
◆歴史年表 現代、1953年、架橋が完成した。以後、川の増水のたびに橋桁が流され、修復、改良工事が繰り返されている。
 1998年、橋桁流出後の復旧に際して新工法が導入された。 
 2009年、全ての橋桁が流出し、全区間を新工法で修復した。
 2011-2015年、4年連続で流出した。
 2016年、架け替えられた。
◆橋の構造 形式は流れ橋であり、欄干は設けられていない。橋桁は橋脚に載せられ、橋桁が流れることを前提にしている。これにより、橋脚全体の流出を防ぐ。永久橋の建設に比べて工費は少ない。
 橋桁は8分割され、各々はワイヤで橋脚に繋がれている。原理としては河川の水位上昇に伴い、橋桁は水に浮かび流れるにまかされる。橋脚、橋脚にワイヤで繋がれた橋桁の流出、損傷がなければ、後に回収して修復が施される。ただ、1953年の架橋以来、2015年までに21回流出している。2011-2015年には、4年連続で流出した。このため、増水対策が行われた。2016年に京都府が3.7億円をかけ、架け替えられている。木製だった橋脚の一部をコンクリート製にし、橋面を75㎝高くし、橋脚の間隔も倍に広げた。
 設計は徳田敏夫による。長さ 356.5m、幅3.3 m、水面よりの高さ5mほど。材質は木材、一部はコンクリート製。
◆映画 流れ橋は数多くの映画の撮影地になっている。
 恋物語の時代劇映画「新蛇姫様 お島千太郎」(監督・沢島忠、1965年、東映)の撮影が行われた。旅役者・お島(美空ひばり)と桧屋若旦那・千太郎(林与一)が、橋の上で走りより再会する場面で使われた。
 アメリカのアクション映画「あしやからの飛行」(監督・M・アンダースン、1964年、ユナイテッド・アーティスツ、大映)は、アメリカ海軍航空救助隊の活躍を描いた。流れ橋では渡河場面が撮影された。
 時代劇映画「眠狂四郎 女妖剣」(監督・池広一夫、1964年、東映京都)では、非情の主人公・眠狂四郎(市川雷蔵)が乳母だった尼僧・びるぜん志摩(久保菜穂子)を浜松に訪ねる。夏の日、狂四郎が橋を渡ると、一匹の黒い仔犬が現れ懐きまとわりつく場面で登場する。出生の秘密を知った狂四郎は、色で誘おうとした尼僧を一刀のもとに斬り捨てた。


*参考文献 『京都シネマップ 映画ロマン紀行』『京都絵になる風景』


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木津川・流れ橋ライブカメラ
木津川流れ橋 京都府久世郡久御山町 -八幡市 
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