岩戸落葉神社 (京都市北区) 
Iwato-ochiba-jinja Shrine
岩戸落葉神社  岩戸落葉神社
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 北区小野、岩戸落葉神社(いわと おちば じんじゃ)の本殿背後には巨大な岩盤が露頭している。 
 社は、清滝川と岩谷川が合流する地点にあり、岩戸社と落葉社の二社からなる。
 岩戸社の祭神は、水神・弥都波能売神(みづはのめのかみ)、瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)、稚日女神(わかひめのかみ)、落葉社は落葉姫命(おちばひめのみこと)を祀る。
◆岩戸社の歴史年表 創建、変遷の詳細について不詳。
 岩戸社は、かつて小野上村(かみむら)の産土神で、神輿岩に祀られていたという。
 近世(安土・桃山時代-江戸時代)、現在地に移転したという。
◆落葉社の歴史年表 創建、変遷の詳細について不詳。
 落葉社は、かつて小野下村の産土神だった。
 平安時代、927年、『延喜式神名式(延喜式神名帳)』中「葛野郡 二十座 大十四座 小六座」の「堕川神社」の堕川(おちかわ)が、「おちがおつ」に転訛し、水の落ちるさまから「落葉」になったともいう。祭神は、第52代・嵯峨天皇皇后ともいう。
 中世(鎌倉時代-室町時代)、御霊社だったともいう。
 少なくとも近世(安土・桃山時代-江戸時代)、御霊社が同じ境内に祀られるか、川を隔てて祀られていたともいう。
堕川神社 清滝川上流部にある大森賀茂神社は、かつて、堕川御上神社(おちかわのかみのじんじゃ)といわれたという。
 清滝川と西野川の合流点、落合付近に鎮座したことに因むともされる。現在も、大森賀茂神社境内に堕川御上神社が祀られている。この堕川神社と堕川御上神社の関連について詳細は不明。
◆源氏物語 落葉社は、紫式部『源氏物語』の登場人物、落葉の宮(女二の宮、朱雀院女二の宮)、またその異母妹・女三宮の霊を祀るという伝承があり、後世、社名も落葉社に改められたともいう。異説もある。落葉の宮は「若菜下」、「横笛」~「夕霧」、「宿木」巻などで描かれている。
 落葉の宮は、柏木右衛門督に嫁ぐ。だが、柏木は妹・女三の宮に恋慕する。やがて、柏木は亡くなる。落葉の宮は母とともに「小野の山里」に隠棲した。柏木の友・夕霧は、柏木に後事を託され、山荘を度々訪れる。夕霧は落葉の宮に次第に惹かれる。母・御息所没後、落葉の宮は夕霧により、小野より本邸の一条宮に移され、結婚を余儀なくされる。
◆イチョウ 境内にはイチョウの巨木があり、黄葉の名所として知られている。
◆祭礼 当社は周辺、大森の東河内村、西河内村、中村の氏神であり、3村により神事が執り行われていた。
◆年間行事 歳旦祭(1月2日)、例祭(10月25日)。


*年間行事は中止・日時・内容変更の場合があります。
*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。

*参考文献 『京都・山城寺院神社大事典』『京都大事典』『京都市の地名』『源氏物語を歩く旅』


  関連・周辺大森賀茂神社      周辺桜本寺     関連        
 

本殿背後の巨大な岩盤、磐座がある。

拝殿

本殿、岩戸神社、落葉神社。

岩戸神社、祭神は稚日女神、彌都波能賣神、瀬織津比咩神

落葉神社、祭神は落葉姫命

福龍稲荷大明神

靖国社

右、天神社、太田社

山神社

境内にはイチョウの巨木が何本もある。

【参照】境内前を流れている清滝川
岩戸落葉神社 〒601-0131 京都市北区小野下ノ町170 
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